ExpressVPNが中国で使えなくなった理由と今すぐできる対処法【2026年最新】

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⚠️ 重要なご注意:中国においてVPNの利用は、政府が承認していないサービスに関しては法的にグレーゾーンとなっています。中国当局は一般的にVPNプロバイダー側を取り締まる立場ですが、利用者がリスクゼロとは言えません。本記事は情報提供を目的としており、違法行為を推奨するものではありません。中国でVPNを利用する場合は、現地の最新の法規制を確認し、自己責任でご判断ください。

「中国に来たのに、急にExpressVPNが繋がらなくなった……」

出張や旅行で中国を訪れ、いざExpressVPNをオンにしようとしたら突然繋がらなくなった——このトラブルで困っている方は少なくありません。昨日まで普通に使えていたのに今日から繋がらない、あるいは以前の訪中では問題なかったのに今回はまったく接続できない。中国でのVPN問題は「予告なく起きる」という点で特に厄介です。

わたし自身、仕事で上海に滞在していたとき、空港でExpressVPNをオンにしたまでは良かったのですが、ホテルに着いて翌朝起きたら繋がらなくなっていた経験があります。LINEで家族と連絡が取れない、仕事で使っているGoogleのサービスが開かない、SlackもZoomも起動しない——午前9時の会議に向けて焦った記憶が今でも鮮明に残っています。

この記事では、ExpressVPNが中国で使えなくなる「本当の理由」を詳しく解説した上で、今すぐ試せる対処法、そして万全の事前準備まで正直にお伝えします。


  1. まず理解すべき「グレート・ファイアウォール(金盾)」とは何か
    1. 中国でブロックされている主なサービス
  2. ExpressVPNが中国で使えなくなる具体的な理由
    1. 理由①:GFWによるVPN通信の検出・ブロック強化
    2. 理由②:特定のIPアドレスのブロック
    3. 理由③:政治的・行事的な規制強化
    4. 理由④:ネットワーク環境の違い(ホテルWi-Fi vs モバイル回線)
    5. 理由⑤:アプリのバージョンが古い
  3. わたしが中国でVPNが突然繋がらなくなったときの体験談
  4. 今すぐできる!ExpressVPNが中国で繋がらないときの対処法
    1. 対処法①:プロトコルを「自動」に設定する
    2. 対処法②:プロトコルを「Lightway-TCP」または「OpenVPN TCP」に変更する
    3. 対処法③:接続するサーバーの場所を変える
    4. 対処法④:Wi-FiとモバイルデータをSwitchして試す
    5. 対処法⑤:アプリを再起動・デバイスを再起動する
    6. 対処法⑥:ブラウザのキャッシュ・Cookieを削除する
  5. 中国渡航前にやっておくべき必須の事前準備
    1. 準備①:ExpressVPNを日本国内で契約・インストールする
    2. 準備②:アプリを最新バージョンにアップデートしておく
    3. 準備③:プロトコルを「自動」に設定しておく
    4. 準備④:自動起動・自動接続を設定しておく
    5. 準備⑤:サポートへの連絡先を日本でメモしておく
    6. 準備⑥:バックアップのVPNを用意しておく
  6. 中国での使用に向いているVPN3選【バックアップ候補も含む】
    1. 【第1位】NordVPN|独自プロトコルNordLynxの難読化技術と膨大なサーバー数が強み
    2. 【第2位】Surfshark|NoBordersモードで制限の強い環境を自動突破。コスパも抜群
    3. 【第3位】ExpressVPN|依然として中国での対応を継続。万全の準備で使えるケースも多い
  7. 中国滞在中のVPN接続状況まとめ表
  8. VPNが使えない場合の代替手段
    1. ①WeChat(微信)——VPN不要で使えるコミュニケーションツール
    2. ②Baiduマップ——Googleマップの代替として
    3. ③ローミングSIM・国際SIM——キャリアによってはVPN不要でアクセスできることも
  9. よくある質問
    1. Q:中国でVPNを使うのは違法ですか?
    2. Q:ExpressVPNが使えなかった場合、返金してもらえる?
    3. Q:中国で使えるVPNはどれか、事前に確認できる方法はある?
    4. Q:スマートフォンとPCで接続成功率は違う?
    5. Q:VPN2つを同時に使う「二重VPN」は効果がある?
  10. まとめ:ExpressVPNが中国で使えなくなったのはGFWとのイタチごっこが原因

まず理解すべき「グレート・ファイアウォール(金盾)」とは何か

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ExpressVPNが中国で使えなくなる根本的な原因は、ExpressVPN側の問題ではなく「中国のグレート・ファイアウォール(GFW/金盾)」にあります。

グレート・ファイアウォールとは、中国政府が構築・運営する世界最大規模のインターネット検閲・フィルタリングシステムです。国内のインターネットトラフィックをすべて監視・制御し、政府が不適切と判断したウェブサイト・サービス・通信をブロックしています。

中国でブロックされている主なサービス

  • 検索エンジン:Google検索・Google Scholar
  • コミュニケーション:Gmail・LINE・WhatsApp・Telegram・Signal
  • SNS:X(旧Twitter)・Instagram・Facebook・TikTok(国際版)
  • 動画:YouTube・Netflix
  • ビジネスツール:Google Drive・Google Docs・Slack・Zoom(不安定)
  • その他:Wikipedia(中国語版を除く)・多くのVPNサービスの公式サイト

これらのサービスを利用するためにVPNを使う人が多いため、中国政府はVPN通信そのものを検出・ブロックする技術も継続的に強化しています。これがExpressVPNをはじめとするVPNサービスが「使えなくなる」根本的な理由です。


ExpressVPNが中国で使えなくなる具体的な理由

理由①:GFWによるVPN通信の検出・ブロック強化

グレート・ファイアウォールは、VPN通信を識別するための技術を常に進化させています。「ディープパケットインスペクション(DPI)」という技術を使って、通信パケットの内容を詳細に解析し、VPN特有の通信パターンを検出します。

ExpressVPNのようなVPNサービスは、自社の通信をできるだけ通常のHTTPSトラフィックに見せかける「難読化(オブフスケーション)」技術で対抗しています。しかしGFWも常に検出技術をアップデートしているため、「VPN側がGFWをかわす→GFWが新しい検出方法を開発する」というイタチごっこが続いています。

ある日突然使えなくなるのは、多くの場合「GFWが難読化技術を突破する新しい検出方法を実装した」タイミングと重なります。

理由②:特定のIPアドレスのブロック

GFWはVPNサーバーのIPアドレスを特定してブロックするアプローチも取っています。ExpressVPNが使っているサーバーのIPアドレスが特定されてリストに追加されると、そのサーバーへの接続がブロックされます。

ExpressVPNはこれに対抗するためにIPアドレスを定期的に変更していますが、変更のタイムラグで「以前使えていたサーバーが突然繋がらなくなる」という現象が起きます。

理由③:政治的・行事的な規制強化

中国では特定の時期に規制が一時的に大幅に強化されることが知られています。国会(全人代)の開催期間・国慶節(10月1日前後)・重要な政治的イベントの前後などが代表的です。このタイミングでは通常使えているVPNが突然使えなくなったり、接続が非常に不安定になったりします。

「前回の出張では問題なかったのに今回は使えない」という体験の多くは、訪中時期が規制強化期間と重なっていたことが原因の場合があります。

理由④:ネットワーク環境の違い(ホテルWi-Fi vs モバイル回線)

同じ中国国内でも、ホテルのWi-Fiとモバイル回線では規制の厳しさが異なる場合があります。一部のホテルでは独自のフィルタリングを追加でかけており、通常のモバイル回線より制限が強いケースがあります。一方で外資系企業の社内ネットワークや、一部の大学ネットワークでは規制が緩い場合もあります。

「ホテルWi-Fiでは繋がらなかったがモバイル回線に切り替えたら繋がった」というケースも実際に報告されています。

理由⑤:アプリのバージョンが古い

ExpressVPNはGFWの新しい検出方法に対抗するため、アプリを定期的にアップデートしています。古いバージョンのアプリでは最新の難読化技術が実装されていないため、繋がらない可能性が高くなります。また、中国国内からはExpressVPNの公式サイトにアクセスできないため、アプリのアップデートができません。日本出発前に最新バージョンにアップデートしておくことが重要です。


わたしが中国でVPNが突然繋がらなくなったときの体験談

少し個人的な話をさせてください。

上海滞在中にExpressVPNが突然繋がらなくなったあの朝の話の続きです。焦りながらアプリのサーバーを「香港」から「日本」に変えてみました。繋がらない。次に「シンガポール」を試しました。繋がらない。「アメリカ(ロサンゼルス)」にしても同様でした。

「どのサーバーを試してもダメ」という状態になったとき、さすがに「今回は厳しいのかも」と思い始めました。後で知ったのですが、その時期はちょうど重要な政治的イベントの直前で、規制が一時的に強化されていたとのことでした。

なんとかプロトコルを「自動」から「Lightway-TCP」に手動変更し、接続先を「アメリカ東海岸(ニューヨーク)」に変えたところ、遅いながらもようやく接続できました。Slackが開けて、同僚に「少し遅れます」と伝えられた瞬間の安堵感は今でも忘れられません。

この経験から学んだのは、「1つのVPNに依存しない」「プロトコルと接続先の組み合わせを変えることが重要」「事前準備が何より大事」ということでした。


今すぐできる!ExpressVPNが中国で繋がらないときの対処法

対処法①:プロトコルを「自動」に設定する

ExpressVPNアプリの設定から、プロトコルを「自動(Automatic)」に設定してください。「自動」に設定すると、ExpressVPNが現在のネットワーク環境で最適なプロトコルを自動的に選択します。これがExpressVPNの公式推奨設定です。

設定方法:アプリ左上の三本線(メニュー)→「設定(Options)」→「プロトコル」→「自動(Automatic)」を選択

対処法②:プロトコルを「Lightway-TCP」または「OpenVPN TCP」に変更する

「自動」で繋がらない場合は、手動でプロトコルを変更してみてください。特にOpenVPN TCPはTCP 443ポート(HTTPS通信と同じポート)を使用するため、GFWによってブロックされにくいとされています。GFW全体のインターネットがHTTPS通信に依存しているため、443ポートを完全にブロックすることは中国政府にとっても困難です。

対処法③:接続するサーバーの場所を変える

特定のサーバーのIPアドレスがGFWによってブロックされている場合、別のサーバーに変えることで解決できる場合があります。中国から比較的接続しやすいとされているサーバーは以下の通りです(状況は随時変わるため目安として参考にしてください)。

  • 日本(東京):地理的に近く安定しやすい傾向
  • シンガポール:アジアでの接続に比較的強い
  • 香港:かつて最も接続しやすかったが、2020年以降は不安定なケースも増加
  • アメリカ(ロサンゼルス・サンフランシスコ):接続に成功する報告も多い

対処法④:Wi-FiとモバイルデータをSwitchして試す

ホテルのWi-Fiで繋がらない場合は、スマホのモバイルデータ(4G/5G)に切り替えて試してみてください。逆に、モバイルデータで繋がらない場合はWi-Fiを試してみましょう。ネットワーク環境の違いで接続できる場合があります。一般的にモバイル回線の方がホテルWi-Fiより追加フィルタリングが少ない傾向があります。

対処法⑤:アプリを再起動・デバイスを再起動する

基本的ですが、アプリを完全に終了させてから再起動する、デバイス本体を再起動するだけで解決することがあります。VPN接続のセッション情報がリセットされて、新しい接続を確立できる場合があります。

対処法⑥:ブラウザのキャッシュ・Cookieを削除する

特定のウェブサービスがVPN使用中にブロックされる場合、ブラウザのキャッシュやCookieが古い接続情報を保持していることが原因のことがあります。ブラウザの設定からキャッシュとCookieを削除してから再試行してみてください。


中国渡航前にやっておくべき必須の事前準備

「現地に着いてから対処する」より「出発前に万全の準備をする」方が圧倒的に重要です。以下を日本出発前に完了させてください。

準備①:ExpressVPNを日本国内で契約・インストールする

中国国内からはExpressVPNの公式サイトにアクセスできません。契約・支払い・アプリのダウンロードはすべて日本で行う必要があります。また中国ではGoogle Playも使えないため、Androidユーザーは特にアプリを日本でインストールしておくことが重要です。

準備②:アプリを最新バージョンにアップデートしておく

中国国内からはアプリのアップデートができません。出発前に最新バージョンにアップデートしておくことで、最新の難読化技術が適用された状態で使えます。

準備③:プロトコルを「自動」に設定しておく

前述の通り、プロトコルを「自動」に設定しておくことがExpressVPNの推奨設定です。出発前に確認しておきましょう。

準備④:自動起動・自動接続を設定しておく

デバイス起動時にExpressVPNが自動で起動し、最後に使用したサーバーに自動接続するよう設定しておきましょう。VPNをオンにする前にサイトにアクセスしてしまうとGFWにブロックされるため、「常にVPNがオンの状態を維持する」仕組みが重要です。

設定方法(Windows):設定 → 「Windows起動時にExpressVPNを起動する」「ExpressVPN起動時に最後に使用したロケーションに接続する」にチェック

準備⑤:サポートへの連絡先を日本でメモしておく

中国国内ではExpressVPNのライブチャットサポートにアクセスできません。メールでのサポートのみ利用可能です。サポートメールアドレス(support@expressvpn.zendesk.com)を出発前にメモしておきましょう。また、GmailはGFWでブロックされているため、メールサポートにはYahooメール・Outlook・iCloudメールなどを使う必要があります。

準備⑥:バックアップのVPNを用意しておく

これが最も重要な準備です。ExpressVPN一本に頼るのではなく、別のVPNサービスも合わせて用意しておくことを強くお勧めします。中国での接続状況はどのVPNも100%保証できないため、複数のVPNを持っておくことがリスクヘッジになります。


中国での使用に向いているVPN3選【バックアップ候補も含む】

重要:以下で紹介するVPNも、中国での使用が100%保証されるわけではありません。GFWの規制状況は常に変動しており、接続できるかどうかは時期・地域・ネットワーク環境によって異なります。中国渡航前に最新情報を確認し、30日間返金保証を活用して実際に試してから判断することをお勧めします。


【第1位】NordVPN|独自プロトコルNordLynxの難読化技術と膨大なサーバー数が強み

NordVPNは中国での接続実績が比較的多く報告されているVPNのひとつです。世界60ヶ国以上8,400台以上のサーバーを持ち、接続先の選択肢の豊富さという点でGFWへの対応に有利です。独自プロトコル「NordLynx」(WireGuardベース)に加え、「Obfuscated Servers(難読化サーバー)」を搭載しており、VPN通信を通常のHTTPSトラフィックに見せかける機能が充実しています。

中国渡航前に難読化サーバー(Obfuscated Servers)を有効にしておくことが重要です。設定方法は、アプリの設定から「詳細設定」→「難読化サーバー」をオンにするだけです。中国では日本・シンガポール・韓国など近隣のサーバーが接続しやすい傾向があります。AES-256ビット暗号化・ノーログポリシー(第三者監査済み)・Kill Switchも完備。30日間返金保証あり。

こんな人に向いている:ExpressVPNのバックアップとして1本持っておきたい人・速度と難読化技術の両立を求める人

NordVPN[公式サイト]

【第2位】Surfshark|NoBordersモードで制限の強い環境を自動突破。コスパも抜群

Surfsharkには「NoBorders」モードという、制限の強いネットワーク環境を自動検知して最適な接続方法に切り替えてくれる機能があります。GFWのような強固な規制環境でのVPN接続を意識して設計された機能で、中国での使用に一定の実績があります。

Surfsharkも独自の難読化技術を実装しており、VPN通信を通常のトラフィックに見せかけてGFWの検出を回避しようとします。100ヶ国以上4,500台以上のサーバーを持ち、近隣の日本・香港・シンガポールへの接続も可能です。同時接続台数が無制限なので、出張中の複数デバイスをすべてカバーできます。月額費用も業界最安クラス。30日間返金保証あり。

こんな人に向いている:複数デバイスを使う出張者・コスパを重視しながらもGFW対応機能が欲しい人

SurfShark[公式サイト]

【第3位】ExpressVPN|依然として中国での対応を継続。万全の準備で使えるケースも多い

本記事の主題であるExpressVPNですが、「使えなくなった」という声がある一方で、「正しい設定と準備をすれば中国でも使えた」という報告も依然として多くあります。ExpressVPNは毎日GFWの状況をモニタリングし、難読化技術を継続的にアップデートしていることを公式に表明しています。

2026年1月時点では、スマートフォン版アプリ(iOS・Android)が特に安定して動作しているという情報が複数の情報源で確認されています。デスクトップ版との接続成功率に差がある場合は、まずスマートフォンアプリで試してみましょう。プロトコルを「自動」または「Lightway-TCP」に設定し、日本・シンガポールサーバーへの接続を試みることが推奨されています。

万が一使えなかった場合でも30日間の返金保証があります(公式サイトまたはGoogle Play経由での購入に限る)。App Store経由の購入は返金保証の対象外のため注意してください。

こんな人に向いている:ExpressVPNを以前から使っていて継続利用したい人・正しい設定で挑戦してみたい人

ExpressVPN[公式サイト]

中国滞在中のVPN接続状況まとめ表

状況 主な原因 試すべき対処法
突然繋がらなくなった GFWによる新しい検出・IPブロック プロトコル変更(Lightway-TCP・OpenVPN TCP)・サーバー変更・ネットワーク切り替え
特定のサーバーだけ繋がらない そのサーバーのIPがGFWにブロックされた 別の国・地域のサーバーに変更(日本・シンガポール・アメリカ)
ホテルWi-FiだけNGでモバイル回線はOK ホテル独自のフィルタリング モバイルデータ回線(4G/5G)に切り替え
繋がるが非常に遅い サーバーの混雑・GFWによる帯域制限 地理的に近いサーバーに変更・WireGuard/Lightwayプロトコルを試す
政治的イベント期間中に突然使えない 中国政府による一時的な規制強化 期間の終了を待つ・バックアップVPNを試す
すべてのVPNが使えない 規制が極めて強化されている時期 WeChat・Baiduなど中国サービスで代替・帰国後の対応を計画

VPNが使えない場合の代替手段

どうしてもVPNが繋がらない場合の代替手段も知っておくと安心です。

①WeChat(微信)——VPN不要で使えるコミュニケーションツール

LINEの中国版ともいえるWeChatは、GFWの規制対象外で中国国内でも問題なく使えます。日本出発前にWeChatアカウントを作成して、連絡が必要な人とつながっておくと、万が一VPNが使えなくなっても連絡手段を確保できます。ただし、WeChatの通信は中国当局が監視できる状態にあることを念頭に置いておく必要があります。

②Baiduマップ——Googleマップの代替として

GoogleマップはGFWでブロックされており、中国内では精度も非常に低くなります。Baiduマップ(百度地图)は中国国内での精度が最も高く、VPN不要で使えます。日本語表示には対応していませんが、目的地への案内機能は十分実用的です。

③ローミングSIM・国際SIM——キャリアによってはVPN不要でアクセスできることも

外国の通信キャリアの回線を使ったローミング接続では、GFWの影響を受けずにインターネットが使えるケースがあります。日本の携帯キャリアのローミングプランを利用して中国のモバイル通信を使うと、一部のサービスにVPN不要でアクセスできる場合があります。ただし料金が高くなる可能性があるため、事前に確認が必要です。


よくある質問

Q:中国でVPNを使うのは違法ですか?

中国ではVPN事業者側が政府の許可なくVPNサービスを提供することは違法です。ただし、外国人旅行者・出張者がVPNを利用すること自体を理由に逮捕・罰金を受けた事例は確認されていません。とはいえ、リスクがゼロとは言えません。特に政治的に敏感な活動との組み合わせは絶対に避けてください。最終的な判断はご自身でされることをお勧めします。

Q:ExpressVPNが使えなかった場合、返金してもらえる?

公式サイトまたはGoogle Play経由で購入した場合、30日間返金保証が適用されます。中国国内ではライブチャットサポートにアクセスできないため、帰国後すぐにライブチャットで返金申請するか、メールで事前に連絡しておく方法があります。なおApp Store経由での購入は返金保証の対象外です。

Q:中国で使えるVPNはどれか、事前に確認できる方法はある?

残念ながら、中国での接続成功率は時期・地域・ネットワーク環境によって常に変動するため、事前に100%確認する方法はありません。最新の口コミ・海外の専門レビューサイト・VPN各社の公式ブログの情報を参考にしつつ、30日間返金保証を活用して実際に試してみることが最も確実です。

Q:スマートフォンとPCで接続成功率は違う?

2026年時点では、スマートフォン版アプリ(特にiOS版)がデスクトップ版より接続しやすいという報告があります。PCで繋がらない場合はスマートフォンで試してみることをお勧めします。

Q:VPN2つを同時に使う「二重VPN」は効果がある?

理論上は有効な方法ですが、速度が大幅に低下するため実用性が低い場合があります。また設定が複雑になりトラブルが増えるリスクもあります。まず複数のVPNを個別に試す方が現実的です。


まとめ:ExpressVPNが中国で使えなくなったのはGFWとのイタチごっこが原因

ここまでお読みいただきありがとうございました。最後に要点を整理します。

  • ExpressVPNが中国で使えなくなる根本的な原因は「グレート・ファイアウォール(GFW)」の検出技術の強化
  • GFWはVPN通信を識別するDPI技術・IPアドレスのブロック・プロトコルの検出を常に進化させている
  • 規制強化のタイミング(政治的イベント・重要行事前後)に突然使えなくなるケースが多い
  • 対処法はプロトコル変更(Lightway-TCP・OpenVPN TCP)・サーバー変更・ネットワーク切り替えの組み合わせ
  • 最も重要なのは日本出発前の準備:契約・インストール・アップデート・設定・バックアップVPNの用意
  • 中国でのVPN接続は100%保証できないため、複数のVPNを持つことがリスクヘッジになる
  • バックアップ候補としてNordVPN(難読化サーバー)やSurfshark(NoBordersモード)が選択肢
  • VPNが完全に使えない場合の代替としてWeChat・Baiduマップ・ローミングSIMを準備しておく

「いつ使えなくなるかわからない」という不確実性が、中国でのVPN利用の最大の難しさです。「1つのVPNで大丈夫」という過信をせず、複数の選択肢を準備した上で万全の状態で渡航することをお勧めします。最終的な判断はご自身でされることをお勧めします。

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